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🔬弊社にある測定器③🔬

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🔬弊社にある測定器③🔬


こんにちは!
雨女ジム子です☔
先日、初めて福井県、石川県、富山県に行ってきました🚄🚗
天気は降ったり止んだりの雨で、
10月上旬にも関わらず山の方の気温は6度🥶
福岡の気温とは大違いでとても寒かったです🥶
温まりたくて富山のブラックラーメンを食べに行きました🍜
そのお店はGoogleのレビューも多く評価が高かったので足を運んでみたんですが、、、

醬油ベースのラーメンで醤油が凄く濃ゆく、メンマも塩辛くて食べるのが大変でした😱(スープ以外は完食しました✨)
rme.jpg
なんとなくですが現地の方々の味の好みがわかるような気がしました(>_<)

九州で甘めの醤油で育ってきた私には味が濃ゆく感じるラーメンです(私だけかもしれませんが)
同じ日本の醤油でも味が違うのに衝撃を受けました😲
富山ブラックラーメンを食べる機会があったら是非食べてみてください!そして皆さんの感想が気になります😂
他にもいろんな物を食べたり観光しましたが本題に入れなくなりそうなのでここまでにします(><)
fukuisikatoya.jpg
雨は降っていましたが楽しかったです(*´▽`*)📷

さて、今回はラスト2つの測定器について調べていきたいと思います!

前回分と前々回分は⇩こちらから確認できます!

弊社にある測定器①はこちらから⇒🔬弊社にある測定器①🔬
弊社にある測定器②はこちらから⇒🔬弊社にある測定器②🔬



最初に「電解式膜厚測定器」について説明します!
こちらが電解式膜厚測定になります⇩
d13.jpg
電気薬品を使用し表面を溶かして膜厚を測定する機械です。

まずガスケットのチェックを行います。こちらが対象物に接触し測定を行うんですが校正されてないと正確に測れません(´・ω・`)
下の写真にある2つの黄色枠の数字(10.7/10.8)の様にチェック用の標準板のめっきの厚さと測定しためっきの厚さの誤差が±5%以内であればガスケットに問題はないみたいです✨
d1789.jpg

ガスケットの校正確認作業の手順は今から説明する膜厚測定方法と一緒の為割愛させていただきます(>_<)

チェックが終わったところで今回対象物の亜鉛めっき膜厚測定を行っていきます(`・ω・´)ゞ
測定部のクロメート被膜を砂消しで軽く削ります(クロメート被膜が測定の邪魔になるみたいです!)
d1113.jpg
赤丸の中が軽く削ったところになります!周りと色が違うのがわかります😲

➁測定したい物を平らな台に置いてガスケットを赤丸の中に合わせます。
この時台が斜めになっていたり不安定な台だと測定ができないそうです💦

③気泡ができないように気を付けて薬品を投入します🧪
気泡ができてしまうと非接触で電気が流れず測定不可になりますので注意が必要です⚠
気泡ができてしまった際は一度薬品をスポイトで取ってもう一度入れなおします。
薬品は一度使用すると使えなくなるみたいで使用済みの薬品を使用すると正確な測定結果ができないそうです。
因みに薬品は検査するめっきの種類によって変わるので違った薬品を投入しても測定不可みたいです🙅‍♀️
d1112し.jpg
プラスの電線を対象物に挟めて電気が流れる状態を作ります。
めっきの種類素地を設定してスタートボタンを押します。

⑤の写真が結果になります。この鉄の膜厚は7.3μと言うことになります( ˘ω˘ )
測定後は下の写真の赤丸の中の様に対象物に丸い跡(めっき被膜消失跡)が残ってしまいます😢
D18.jpg


電解式膜厚測定器は対象物に直接薬品と電気を流して測定する為とても正確に膜厚を測定することが可能ですが、測定部位の亜鉛皮膜が完全に消失してしまう為お客様の商品やめっきコンクールに提出するものには不向きかと思いました🙅‍♀️
そこで測定跡が残らず非接触で測定できる測定器が「蛍光X線膜厚測定器」になります。



それでは最後に「蛍光X線膜厚測定器」について説明します。
XXX.jpg

こちらも膜厚を測定する測定器になります。
先程説明した通り電解式膜厚測定器と違って表面を溶かしたりはしません!
レントゲンのようにX線を使って測定を行います。

そして電解式よりもより早く測定が可能です👏👏
まずこの赤い点にを測定したいところに合わせます。
X1.jpg

あとは蓋を占めてパソコンの画面で測定場所を確認しめっきの種類を選択したらスタートボタンを押します💻
X3.jpgX4.jpg

だいたい15秒ほどで測定可能ですが、より正確に(小数点以下を)測定したい場合は測定秒数を延ばして測定されているそうです👍
準備から片付けまで電解式よりもこちらの方がはるかに早いですし、私でもすぐに出来るくらい簡単です😂
蛍光X線も正確に測定することはできますがメーカーによって少し誤差があるとかないとか、、、😅

国家資格のめっき技能士実技検定では電解式での測定を採用しており測定結果はかなり正確と思いますが、めっき被膜が完全に消失するのでお客様の商品の測定には使えません💦弊社ではご要望があればお客様のテスト品や蛍光X線との膜厚誤差を確認してめっきコンクールの膜厚狙い値を決めたりという使い方をしているそうです。
目的によって電解式とX線を臨機応変に使い分けされているみたいですね😊


以上が弊社にある測定器になります!
如何だったでしょうか?

ジム子の普段のお仕事では触ることのない機械だったのでうまく伝えられているかが心配です(>_<)💦
今回、7種類の測定器の使い方や用途を確認して改めてめっき工場はただめっきしてるだけじゃなく、キズや凹凸、膜厚や錆などいろんなところに繊細な配慮を行った上で仕上がっているのだなと感心しました✨
このブログを通して少しでもめっきの事や弊社に興味を抱いていただけたら幸いです😊


最後までお付き合いいただきありがとうございました(*´▽`*)

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